ズルっこ
先日の幼児教室でのこと。
100マス計算
娘はセコ技使ってやってたのを先生に見つかったwたす数が、前の段のたす数より2大きいから前の答えに2だけ足していくという、小学生ならあるあるでしょうw
「あんたーー!ちゃんと計算してないやろーー」
娘:ニヤ
「そういうやり方もあるだからズルとは言わん。そっちの方が楽やもん。楽な方法知ったらそっちでやりたくなるわ〜。
でもなぁ、今楽せんとゆっくりでも時間かかってもちゃんと計算してるやつと、将来差はつくで。そいつの方が計算早くなる。今は遅いけど、いつかめっちゃ早くなる。その時あんたはそいつに負けるかもしれん。
まぁ、この方法で楽したら困るといっても、今頑張ったやつに負けることくらいや。
今楽するのか、この先負けるのか、正直、大きな問題ではないけどな、考えてみ〜」
娘:沈黙
私ならこれをズルと決めつけ、ただズルしたことをダメなことと怒っただろう。
ただ真実を伝えた上で考えてみ〜どっち選んでもいいわぁ。と言う先生。
確かに8+3がそんなに早く出来る必要なんて小学生までくらいだろう。大人になるまでに何回もやって覚えちゃうくらいのもんだし。
娘に今必要なのはズルするな!と怒ただ禁止されることではなく、この行為がどういうものなのか教えられ、自由の上に選んでいくことだ。
教えられますなぁ。
ズルだから絶対やってはいけない!というのでもなく、ズルしたら将来困ると漠然とした罪悪感を持たせて禁止されるのでもない。
よく生きる事を望まれている空間。でも何者になることも期待されない空間。それ故「個」が伸びはじめる。それは私たちにとってとてつもない学びの空間なのです。
面白かった(≧∇≦)